金正恩は北朝鮮を「シンガポール化」したいのかもしれない
6月12日に予定されている米朝首脳会談に向けて、シンガポール政府は中心部にある「シャングリラ・ホテル」の周辺地域とセントーサ島の2つのエリアを「特別行事地区」に指定すると発表しました。 会談がおこなわれるセントーサ島とは超富裕層が暮らすエリア、会場の「カペラホテル」は5つ星で、駐妻たちの間で憧れのリゾートホテルです。実際に「もうカペラに行った?」などと話題に出ます。インスタに写真をアップし、さりげなく「もう行ったよ」自慢する駐妻もいるほどです。 「シャングリラ・ホテル」はハワイを思い起こすようなトロピカルな内装のホテルで、トランプ米大統領が滞在するとみられています。 どちらもリゾート感溢れるホテルなのでトランプ氏の好みだと推測されます。 シンガポールではFワンレースを行う際にもレースに使われる道路を封鎖するなど大胆な政策が取られることもあります。 ジャーナリスト・『コリア・レポート』編集長の辺真一氏がメディアで米朝首脳会談の開催地がシンガポールなのは金が一党独裁のシンガポールを理想国家として目指しているからという発言をしています。シンガポールの国家戦略とはどのようなものなのでしょうか。『シンガポールで見た日本の未来理想図』からその一部をご紹介しましょう。