アマゾン、広告強化で逆襲 ネット競合に対抗、利益率の低迷打破へ
米インターネット通販大手アマゾン・コムが広告事業への取り組みを強化し始めた。現在同社の広告ビジネスの中心に据えているサービス「スポンサープロダクト」や「商品ディスプレイ広告」などに加え、消費者の購買決定に影響を与えるライフスタイル提案メディアとして積極的に売り込みをかけている。また広告効果測定を行うデータチームへの投資を増やし、電子書籍、ビデオなどの作品中でキーワードやキーフレーズを表示する「X-ray」機能を使用した広告の掲載なども検討している。同社は現在デジタル広告市場を制しているグーグル、フェイスブックへの新たな対抗勢力として注目を集めている。