古代ロシアから伝わる輪舞
1. 異教の儀式であった。
「ホロヴォード」を直訳すると「太陽を求めて歩くこと」。古代のダンス、ホロヴォードはもともと異教の儀式の一部であり、太陽神ヤリーロへの崇拝であった。そのため歌も動きもゆっくりしたもので、崇拝と懺悔を具象化し、またそれと同時に崇拝する神の偉大さを表す荘厳さを感じさせるものだった。
2. ダンスの名称は儀式的な意味を失った後に付けられた。
「ホロヴォード」という名称はルーシがキリスト教を受容した後の16世紀になって考案された。ホロヴォードはその頃にはすでに異教の儀式ではなくなり、未来の花嫁と花婿が出会うきっかけとなる若者たちの娯楽となっていた。
19世紀に編纂されたウラジーミル・ダーリのロシア語詳解辞典によれば、ホロヴォードとは農村の若者たちが歌やダンスのために野外で集まることだという説明が記されている。
ホロヴォードにはさまざまな模様がある。/УЗОРНЫЙ ХОРОВОД 2015 (Грайворон) /Vimeo.
3. 他の呼び名がたくさんある。
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