親からの暗黙のコントロールに人生を狂わされた4人の男女の修羅場
「毒親」という言葉をあちこちで見るようになってきたが、その元祖版と言っていいのがスーザン・フォワードの著書『毒になる親(Toxic Parents)』だ。翻訳版は1999年に毎日新聞社から出版され、2001年に刊行した文庫版(講談社+α文庫)はすでに発行部数が20万部を超えている。親の立場から考えると賛否両論もあるが、長く支持されて読まれ続けていることは間違いない。本書から、子どもをコントロールしようとし過ぎる親と、それに苦しむ子どもの事例を紹介する2回目をご紹介したい。