コメ作柄概況2年連続「平年並み」 日照不足響く
農林水産省が31日発表した10月15日時点のコメ(水稲)の作柄概況によると、全国の作況指数(平年=100)は99と2年連続で「平年並み」となる見通し。9月中旬以降の日照不足が響き、25府県で前回9月調査から下方修正された。都道府県別の作柄状況は「やや良」9県▽「平年並み」25都府県▽「やや不良」12府県▽「不良」1道-。9年ぶりの不良が見込まれる北海道は6~7月の低温や日照不足で、収穫量も大幅に落ち込みそうだ。地域別の10アール当たり予想収穫量を見ると、北海道が496キロで前年産から64キロ減少。中国と四国も10キロ以上減る見通し。この結果、全国では732万9000トンとなり、国の需給見通し…