【遊技産業の視点 Weekly View】
韓国の北東部、江原道の日本海側に束草市という人口約8万5000人の小さな町がある。江原道といえば、もうすぐ山間部の平昌郡で冬季オリンピックが開催されるため国際的に注目されつつあるが、束草市はオリンピックの地から60キロほど離れた場所にあり、まさに“陸の孤島”を体現するかのような町だった。だが近年、ソウルからの劇的な交通アクセス向上に伴い観光客が増加。2016年には単体の観光地として年間の観光客数が1400万人を突破し、総数では済州島(約1500万人)に及ばなかったものの、内国人観光客数では国内観光地のトップに躍り出た。また外国人観光客も15年と比較して約30%増加するなか、東南アジアからの観…