290席に乗客2人…それでも格安航空が仕掛ける反転攻勢
新型コロナウイルス感染拡大による需要急減に苦しめられてきた格安航空会社(LCC)で積極的な施策が出始めた。日本航空傘下のLCCとして誕生した「ジップエア トーキョー」(千葉県成田市)は今月、初の旅客便を就航。ANAホールディングス傘下のピーチ・アビエーション(大阪府田尻町)も国内線の新路線を12月に就航させる。苦境が続くLCCでは事業継続を断念する企業も出ているが、大手傘下の2社がコロナ後へ布石を打ち始めた形で、懸命に生き残りを模索している。