ベア統一要求額示さす 自動車総連が方針転換
自動車関連企業の労働組合で構成する自動車総連は13日、平成31年春闘交渉で従業員の基本給を一律に引き上げるベースアップ(ベア)の統一要求額を示さない方針を固めた。ベア自体は要求し、傘下の労組がそれぞれの事情を踏まえて要求額を決める。大企業と中小企業との間で賃金格差が広がっていることを受け、各労組に、目標とする賃金水準を強く意識してもらう狙い。27年春闘以来、4年連続で掲げてきた統一要求額を出さないことで、自動車業界の春闘のあり方が大きく変わりそうだ。